感度とは、ヘッドホンやオーディオの分野において、ヘッドホンが単位電気信号(通常は1ミリワットの電力または1ボルトの電圧)を入力されたときに変換できる音圧レベルの大きさを指し、単位はデシベル毎ミリワット(dB/mW)またはデシベル毎ボルト(dB/V)です。簡単に言えば、ヘッドホンが「駆動しやすいかどうか」を測る指標であり、同じ音量であれば、感度が高いヘッドホンほど必要な駆動力が小さく、スマートフォンや小型プレーヤーでも簡単に十分な音量で駆動できます。
音質や購入選びにおけるその意義は、高感度ヘッドホン(通常100dB以上)はスマートフォンやタブレットなどの携帯端末に適しており、挿すだけで十分な音量が得られ、「駆動力不足」によるこもった音やダイナミック不足が起こりにくいことです。一方、低感度ヘッドホン(95dB未満)は、本来の性能を発揮するために専用のヘッドホンアンプや高出力プレーヤーが必要となることが多く、そうでないと音が薄く、ディテールが欠けた印象になります。また、高感度ヘッドホンはノイズフロアを露呈しやすいため、再生機器の純度がより求められ、購入時にはバランスを考慮する必要があります。
実用的なアドバイス:主にスマートフォンで直挿しする場合は、感度が100dB/mW以上でインピーダンスが低めのヘッドホンを優先的に選んでください。すでに専用プレーヤーをお持ちの場合は、過度に高感度を追求する必要はなく、音色と駆動の適合性に注目すべきです。